この度、2019年8月30日(金)にKKRホテル東京におきまして第7回日本アミロイドーシス学会学術集会を開催させていただくことになりました。
現在、脳神経疾患(認知症・神経変性疾患、脳卒中、末梢神経障害)、心疾患、消化器疾患、腎疾患などさまざまな専門領域で、アミロイドーシスあるいはアミロイド関連疾患の診療や研究は重要な課題になっております。しかし、分野の異なる医師や研究者が集まってアミロイドやアミロイドーシスについて議論する機会はほとんどありません。本学会は、基礎・臨床、診療科の垣根を越えて、さまざまな領域でアミロイドやアミロイドーシスの診療や研究に従事する人たちが一堂に会する、わが国唯一のフォーラムです。
アミロイドーシス及びアミロイド関連疾患の克服に向けた研究及び診療の進歩には著しいものがあります。かつては治療法のない不治の病であった本症について、抗アミロイド効果を有する疾患修飾薬を臨床現場で使用することが可能になり、まさに新しい時代が始まっております。本学会におきまして、さまざまな分野の臨床医や研究者が、アミロイドーシスの分子メカニズムや新たな診断・治療法やその研究開発について、分野横断的に議論することは、アミロイドーシス及びアミロイド関連領域の診療や研究のさらなる発展に資するところが極めて大きいものがあります。第7回にあたる本学術集会では、「アミロイドーシス医療の水準向上に向けて」をテーマとして、本領域の研究や診療の進歩を学び、その克服をめざして討論を行います。また、大会の掉尾を飾る海外招聘講演は、細胞外シャペロンに関し優れた研究を展開中のMark R. Wilson教授(オーストラリア・ウロンゴン大学)に“Proteostasis and Disease”というテーマでお話しいただく予定です。
どうぞ多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。
平成31年2月29日